重症心身障がい児者が打楽器の演奏を楽しめる演奏支援装置を開発

卓上型打楽器演奏ロボット(IROPS-8号機)などを使って、打楽器で合奏を支援する演奏支援装置を開発しました。

本演奏支援装置は、同時に複数台、ワイヤレス接続で打楽器演奏ロボットの演奏制御システムに接続します。複数の演奏支援装置を使って合奏できます。下の画像では、4台の演奏支援装置が、卓上型打楽器演奏ロボットIROPS-8号機の4つの打楽器ユニットを認識してワイヤレス接続しています。20m程度離れても演奏できます。市販の汎用MIDIコントローラやキーボード、さらにタブレットパソコンなどでは操作が出来なくても、この演奏支援装置なら合奏に参加できます。小型ディスプレイを搭載し、とにかく簡単な操作で、自分の受け持つリズムパートで合奏を楽しめる機能を盛り込んでいます。ここでは触れていませんが、機能をたくさん搭載して創造しています。

意思伝達スイッチの汎用規格にも対応しますので、それらの意思伝達スイッチを使って打楽器演奏が可能です。ワイヤレス充電に対応する完全ワイヤレス機器として、汎用MIDIパッドとしても使えます。

はぁもにぃ永平寺(重症心身障がい児者福祉サービス事業所) のみんさんとこの演奏支援装置を使って、レクリエーションをします。みなさんとクリスマスの楽しい一時を過ごせたらと思います。

本研究開発は、公益財団法人I-O DATA財団からの助成により実現しています。

Canonical URL:
https://monozukuri.his.u-fukui.ac.jp/monozukurilab/2022/12/17/post-7477/

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